「21世紀マンション」の浴室設備

2011.07.06

「21世紀マンション」の浴室設備は、メンテナンス性も向上している。たとえば、掃除が圧倒的に楽になった。カビの発生を抑えるために、換気や床の素材が工夫されているのだ。まず、風呂場に浴室換気乾燥機が設置されているのは、1990年代から当たり前になっている工夫。この装置は浴室を乾燥させるだけでなく、衣類の乾燥にも、浴室内を暖める暖房としても使える。それだけでなく、製品によっては夏用に送風機能を備えたものもある。前述したミストサウナも、浴室換気乾燥機にミスト発生装置を加えたものだ。浴室換気乾燥機によって、浴室のカビ発生は圧倒的に少なくなったが、それでもまだカビは発生する。そこで登場したのが、さらにカビを少なくする工夫で、その代表が乾きやすい床。「カラリ床」などの商品名で知られるものだ。乾きやすい床は柔らかい床素材で水はけがよい。床を水浸しにしてもみるみる水気がなくなる。その結果、滑りにくいし、カビの発生も圧倒的に少なくなる。カビがなければ掃除の手間が大幅に軽減されるという仕組みである。加えて、床が柔らかく、断熱性が高いために、冬の寒い目でもヒヤッとした感触が少ない。これも乾きやすい床の長所といえる。私も浴室の床にこの素材のものを使っているが、その性能には目を見張るばかり。きわめて満足度の高い設備になっている。