イライラしたり、何か心配ごとがあったりと、精神的なストレスが肌に悪影響を与えます。人体が正常に動くか、動かないかは、心と体のバランスがとれているか、いないかが大きく作用しますが、感情の乱れはまさに機能低下につながり、肌荒れ、シミ、シワなどの肌のトラブルのもとになってしまうのです。そして、こうしたことにも密接に関係しているのが、実は栄養バランスでありミネラルバランスなのです。ところで人間の感情は自律神経が深くかかわっています。神経系には中枢神経と末梢神経があり、末梢神経は体性神経と自律神経に分けられ、自律神経は内臓や血管、腺など、自分の意思とは無関係に働いている器官に分布し、消化、吸収、循環、代謝などを司り、体の内部環境を調整している神経です。交感神経と副交感神経とがあり、これらは拮抗的に働き、交感神経は主に昼間の活動エネルギーを外への活動に振り向け、発散する場合に働きます。一方、副交感神経は主に休息時や食事時、体力の回復を図り、栄養素を補給し、エネルギーを充電する場合に働きます。つまり、交感神経は心身を興奮させる神経、副交感神経は心身をリラックスさせる神経ということができます。そして交感神経が活発に働いているときは、その末端からアドレナリンという神経伝達物質が分泌され、副交感神経が働き出すと今度はアセチルコリンという物質が分泌されることになります。このアドレナリンやアセチルコリンの分泌が、実は私たちの感情、喜怒哀楽を左右しているのです。ですから交感神経と副交感神経のバランスがくずれると、人は精神的にも不安定になってしまうのです。普通の場合、交感神経と副交感神経が同時に強く働くことはありませんから、アドレナリンとアセチルコリンが同時に大量に分泌されることもありません。一方が強いときは他方が弱められ、このバランスによって心のコントロールができているのです。しかし、バランスがくずれて、それが長く続くと不調和が起こり、平常心を保てなくなってしまいます。
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