一九六三年に、特殊法人として『伸芽会教育研究所』を設立。当初は通ってくる子どもの八割が知的な遊びや就学前の準備のつもりでやってきており、受験を目的にしていたのは二割程度だったという。十年ほどのうちに、受験目的の子どもが多数派になった。ちなみに「国立小学校受験に強い」と言われているもう一つの大手塾『にっけん』の設立は一九七三年。こちらは西の文教地区・国立市に最初の教室をオープンしている。長年小学校受験を見てきて、現在の過熱する「お受験ブーム」を専門家はどのように感じているのだろうか?「いまもむかしも私立や国立の特殊な学校に子どもを入れようとする人は、そんなに多くはありません。増えたと言われる現在でも、まじめに受験を考えている人はせいぜい五千人くらいではないでしょうか。その数は今後も大きく変動することはないと見ています」
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